今日ツイートしたことを少し掘り下げてみたい。
ただでさえ勤務時間が長い飲食業。
時間がないことを理由に、自分のスキルを上げるための勉強する時間を全く取れてない人が本当に多い。
さらに、飲食店で働いていながら、他の飲食店に月に一度も行かないという人も不思議なことに多い。
ほとんどの飲食店従事者は、週休1日で、疲れて寝て終わる人がほとんどだし、給与が安くて外食にお金をかけられないことも一因だ。
これでは、日々の業務にプラスになる情報も得られないし、自分の店と家の往復では、今の自分のやっていることが世の中にどう映っているのかも分かるはずがない。
その本人の資質もあるけども、やっぱりものすごく意識をして時間を作り出し、他の人より努力しない限り今の自分より能力をあげることはできない。
経営者なら、なおさら他の店に勝つことはできない。
これまでの激務で勉強することあきらめてしまった人は、これからあげることを意識してもらって、インプットする時間を作り出してもらいたい。
20代の頃の自分に伝えたいことでもある。
3つの心構え
- 可能な限り朝型にする。
- できる限り飲食店でお金を使う。
- 耳からの情報をフル活用する。
可能な限り朝型にする。
飲食店で働くということは、人のごはんを作って提供するということだ。
つまり、人のごはんをサービスするので、自分は食事どきに食事をしないことになる。
当たり前だ。
しかし、これは他のしごとと比べて、とても特異なことでもあり健康的ではない。
さらに、人の食事の世話をして、片付けてからご飯を食べて寝ることになる。
当然、生活がおそい時間にズレ込んでくることになる。
このルーティンで、体の疲れがぬけず、疲労が蓄積してき無気力な状態になっててしまう。
こうなってくると、ストレス解消のために仕事が終わってからの深夜のお酒の量が増え、ゲームやSNSを朝方までやるようになり、さらに疲れた状態で次の日も出勤するようになる。
僕が一緒に働いてきたスタッフで優秀な人や独立開業して順調にやっている人には共通点がある。
- 気になる飲食店でランチを食べてから出勤
- 運動してから出勤
- 食材を見に行ってから出勤
- 会いたい人と会ってから出勤
- 本を読んでから出勤
こんなことをしている。
明らかに疲れ切った仕事終わりの夜中に行動するより、脳も働き、昼間の活動の方がプラスは多い。
そんなことわかってるかもしれないが、ここが本当に基本中のキホンなのだ。
できる限り飲食店でお金を使う。
僕が20歳そこそこの頃、飲食店で働く人のリテラシーは恐ろしく低いものだった。
今は、まだ良い方なのかもしれない。
昔の飲食店の店長、料理長と言われる人の特徴は
ギャンブルとタバコ、酒が大好きで、自分が呑む酒は、一番安いチューハイで食べるものも一番安いものを常に選んでいた。
その人が少しいいお店で外食した話を僕は聞いたことがなかった。
なのに1人1万円のコース料理を作っているのだ。
本当に不思議だ。
そんな流れが、まだ今も残っている気がする。
ゲームの課金を減らして、SNSの投げ銭を控え、ギャンブルするお金を丸ごと自己投資に回して欲しい。
仕事終わりのお酒を1杯だけ減らし、1週間分の節約したお金で休みの日に気になるお店で飲み食いしてほしい。
普段これができている人からしたら、何言ってんの?当たり前のことじゃん。
となるかもしれない。
しかし、本当にできていない人が多いのだ。
他のお店の料理を知らずに、自分のお店の料理をお客さんが満足できるように作れるのか?
飲食店でお金を使って、どのぐらいの満足度か試すことができないのなら、飲食店をやる資格がないと言ってもいい。
コンビニのご飯ばっかり食べている人。
自分に投資してください。
耳からの情報をフル活用する。
飲食業の特徴として、目が自由になる時間があまりないことが挙げられる。
つまり、動画を見たり、本を読む時間を作るのが難しいのだ。
勤務時間が他の仕事より長いことが多く、会話が必要な時間が多いことから、じっくりと動かずに視聴する時間が取れない。
また、勉強自体が苦手だから飲食業界に入った人も多いことだろう。
そこで今の時代とても便利なメディアがたくさん出てきている。
それは、耳から情報を得ることだ。
これは革命といってもいい。
これまでは、チャンネル数が限定されるラジオとテレビしかなかったが、今は、もっと細かくジャンルや思考の分かれた個人発信の音声メディアがたくさん存在している。
Voicy、stand.fm、himarayaなど飲食店のオーナー発信のものもあれば、Youtubeも音だけ聞くことを前提にしたノウハウのつまったチャンネルも存在する。
これらのコンテンツの中には、料理のレシピ、経営術、コロナ対策など実店舗での試みを聞くことができるものも沢山あり、自分のお店だけではわからない情報が詰まっているのだ。
また、本を読むという習慣のない飲食店従事者が多いが、やはり一冊の本にまとめる力のある人の知見は、本当に役に立つことが多いのも事実だ。
なかなか座ってじっくりと本を読む時間が取れないのはわかっている。
飲食店で働くことを考えると、本を読む時間を取るには、自宅にいる時間か通勤時間、職場での休憩中となる。
しかし、肉体的に負荷の多い飲食店で、仕事の合間に目を使い読書をするのは、なかなかしんどいでしょう。
これは、本の文章を読んだ音声を提供してくれるもので、いろんな会社がいまこのサービスを提供している。
これをぜひ活用して欲しいのだ。
現在、Amazon Audible では、3ヶ月間、無料体験ができる。
通勤時間中や風呂に入っている時も聞けて、大人数での会話を必要としなければ、仕込み中や準備中にも聞くことで読書できるはずだ。
これは、僕が若い頃だと考えられないぐらい便利なもの。
無料期間が終わって、月1500円が高いと思えば解約すればいいが、月1500円は高いのか?
月に3杯だけお酒を減らせばいいんじゃないですか?
普段、仕事帰りに買う安い酒をやめて、安い酒屋でジンとかウォッカを買って、自分でお酒作れば月1500円なんて、すぐ浮きますよ。
実際、僕もAmazon AudibleとVoicyやstand.fmを使っていますが、今までの手を動かす以外、何もできなかった時間の過ごし方がガラッと変わります。
まとめ
可能な限り朝型にする。
できる限り飲食店でお金を使う。
耳からの情報をフル活用する。
この3つについて、深掘りしてみましたが、ぜひこれを機会に今までの悪い習慣を変えてみてください。
今の飲食店での経営生活、勤務生活を激変させるコツです。
この令和の今の時代だからできることです。
これを読んでも、実際やらない人が95%でしょう。
でも、実際どれか1つでもやった人は、必ずプラスになることがあります。
3つ全てができるなら、生活や仕事の成果は激変するでしょう。
これだけは約束できます。
とよしき